So-net無料ブログ作成
検索選択

「職業としての小説家」を読んで [本]

最近、小説を読んでない。村上春樹は暇を見て読んでいるが、こういう職業論みたいなのは初めてかもしれない。どっちにしても村上春樹が小説家について語っている。

中身としては、やっぱり言い訳みたいな言い方になってしまうよな、というところが多くて、評論家がいかにひどいかは分かった。本当ならめちゃくちゃディスりたいけれど、それをやったら頭の悪い評論家と同じレベルに落ちてしまうしね。

まぁ国内でしか売れないっしょみたいな事を言われていて、海外で売れたら売れたでまた反感を買う。これは村上春樹が事もなげに売れてしまうことから、理解できない人間たちがやっかみ半分で言っているだけなんだろうな。世の中には、それで飯を食っている割には反論しかしない人が結構いる。仕事というのは、建設的な意見を述べたり、実際に物を作っているものなのだ。人の作ったものにケチをつけて飯にありつこうとか訳が分からない。

日本だけではないのだろうけれど、既得権益というか保守層はある程度の割合でいる。日本は結構保守的な人間が多くて、日本の硬直状態を作っている。なんだろうね。この本で教育について語っているけれども、確かに日本の閉塞感はそのまま教育の環境や原発の問題に直結している。誰もが原発を縮小する程度のことは考えるのが普通なのに、既得権益を持つ人のために、意味のないプライドのために維持されてしまっている。

やっぱり言わなくてもいいことを言っている気もするけど、エクスキューズがないと誤解されっぱなしなのも気持ち悪いからわざわざ今まで言っていたこともあえて言っている。なんだかんだで、村上春樹さんも気にしていたんですね。まぁ、これだけ有名で嘘でもなんでもでっち上げられて書かれたら嫌にもなりますよね。というか、ある時期から日本では発言をしないのに、海外では結構活動でしているように見えるので、日本の古臭い文壇周りの人の気分を悪くしたのは確かかもしれません。もともと、そういう格好悪いところにたむろしたくないんでしょうね。そんなことしたところで、いいものが書けるとも思わないし。

体を鍛えていれば心を鍛えられるみたいな話は、それは確かかもしれないなと思った。不健康で書こうと健康的に書こうと、その人の勝手なんだろうけど、やっぱり不健康でなければならない、みたいな固定観念もおかしいし、やっぱり誰でも健康的にいたほうがいいに越したことはないし。いろいろな人がいて楽しいとは思うのだけれど。

しかし、やはり突出した人はそれなりの理由がありそうだということは読んでわかるところもありました。まぁ他の人のことは特に知らないですが、わざわざ書くまでの有名人ってのは少ないんじゃないかという気はしますね。この本は村上春樹をよく知っている人にとっては、もう知ってますよ的な情報がほとんどなんだけど、少し読みかじった人にとってはいい資料になるのかもしれないな。

職業としての小説家

職業としての小説家

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/09/28
  • メディア: 文庫



職業としての小説家 (Switch library)

職業としての小説家 (Switch library)

  • 作者: 村上春樹
  • 出版社/メーカー: スイッチパブリッシング
  • 発売日: 2015/09/10
  • メディア: 単行本



コメント(0) 

コメント 0